今年度の第3回農大市場(平成26年9月20日)において、学生自らが企画運営し、模擬観光果樹園を初めて開催しました。消費者交流を通して消費者ニーズを把握するとともに、コミュニケーション能力や企画運営力の向上を図るため、1学年15名が、事前の準備から当日の運営まで協力しあい取り組みました。
当日は、日本なし「豊水」の園地を、親子連れや友人同士など県内各地から12組、約50名が訪れました。1組のグループに、学生1人がコンシェルジュとして付きそい、収穫の方法やおいしい果実の選び方などを伝えながら消費者からもぎとりを楽しんでもらい、会話が弾む大変賑やかな催しとなりました。参加者からは、「初めてのなし狩りに感動です!果樹園の雰囲気が素晴らしかった。」、「学生の説明が丁寧で分かりやすく、会話がとても楽しかった。」との感想をいただきました。
今回は準備段階から、消費者に対する接し方、果樹園の案内方法、幼児や高齢者への対応、料金徴収の説明など、学生同士で意見交換する場を設け、企画運営力の向上を図りました。今回の取組みは、将来の農業経営や仕事にどう活かしていくのかを考える良いきっかけとなりました。


日本なし「豊水」(模擬観光果樹園)のもぎとりの様子