野菜経営学科では、地域連携・貢献活動の一環として平成22年度から新庄市本合海の畑地区で栽培されている伝統野菜「畑なす」の生産拡大支援を行っています。これまで、連作障害回避のための接ぎ木栽培や収量アップのための整枝方法、鮮度保持方法などに取り組み、大きな成果を上げています。
今年度の卒業論文研究では、産地の高齢化が進んでいることから、省力化技術の確立をテーマに作業姿勢が楽で体に負担のかからない整枝方法について検討しています。8月29日に生産者を農大圃場に招き、この研究成果について学生が説明を行いました。生産者からは、「この整枝は腰に負担がかからず非常に楽な方法だ。来年からぜひ実践してみたい。」という感謝の言葉をいただきました。
来年度からは新たな品目にも取り組む予定であり、今後も、地域の課題に基づく研究を行い、その成果を生産者に還元し、伝統野菜の生産を通して地域活性化へ繋げていきたいと考えています。
研究成果の説明をする学生

大型の丸なす「畑なす」(約300年以上前から栽培)